とびまるの「なわとびのこと」

なわとびのことを書いたり描いたりするブログ。

2022-01-01から1年間の記事一覧

642 交差の前にOがある

■ 交差の前に上まで回せているか? 今回は「交差のこと」。 「交差に入る前の縄」をきちんと回しましょう、ということです。 交差って、形が崩れやすいフォームです。普通は腕を開いて回す縄をわざと変形させているので、いろんなミスが起こりやすい。それで…

641 同人、好きの形

■ あこがれへの祈り 今回は「同人のこと」。 自分のブログって、同人活動っぽいんだな……。 数か月前、思ったことです。当時、初めてシリーズを毎週見てみた『トロピカル~ジュプリキュア!』が終わって、せっかくなので2月末にあったファン感謝祭も配信で見…

640 インバースTトードフリーズリリース

今回は「技のこと」。 たぶんあまり見ない技の話。 前々回(638)、せっかく複合技をテーマにしたので、自分も1つ出してみます。 とはいえ、特別な名前をつけなくても、タイトルのように、わりとすんなり技名として記述できる動きです。(長いけど。) イン…

639 あけびとび

今回は「イラストのこと」。 以前、珍しくリクエストをいただきました。 しゅんさん(しゅんかん (@iliastelsyunkan) / Twitter)からのコメントで、マンガ『明日(あけび)ちゃんのセーラー服』(博、集英社)になわとびしてるシーンがあるので、それをテー…

638 名もなきコンビネーション

今回は「複合技のこと」。 オーサムアニーからもう1つ。 オーサムアニーみたいに「特別な呼び名」のある複合技って、あんまりないな …… という話です。オーサムアニーはトードとクルーガーを繰り返す動きで、くっつけたら違う名前になっちゃった的な技。「A…

637 フロア移動と縄の跳びこし

■ 跳びこしたほうが跳びきれる? 今回は「跳びかたのこと」。 今回は連想ゲームのような流れで……。 前々回、オーサムアニーという組み合わせ技に回転とびを合わせた動きを紹介しました。 文字どおりその場で回りながら、前回しと後ろ回しを切り替えるんです…

636 ステッキの先、すてきの先

今回は「回しかたのこと」。 4重とびをわりと跳べるようになりました。 やっぱり、このときの体験がきっかけだった気がします。 縄といっしょになれた、と思えたあの1回を跳ぶ前、僕は技術的なことはほとんど考えていませんでした。あるがままに張った縄の…

635 回転オーサムアニー

今回は「オーサムアニーのこと」。 正式名称はわかりませんが……。 まずは「オーサムアニー」がどんな技なのか。 足の下に片手を入れたあやとび、だと思ってます。技名だと、交差(トード)と開く(クルーガー)を繰り返す動きです。動画の「pretzel」ってな…

634 跳べるんだから跳べるよね

■ その高さを求めて跳びつづけた背景 今回は「ジャンプのこと」。 頭の片すみで消えない言葉。 高いジャンプをテーマに2回。今回は印象面の話です。タイトルは、以前、知り合いに大会の動画を見せたときにつぶやかれた言葉で、どちらかというとあきれた感じ…

633 高みの連撃

今回は「ジャンプのこと」。 高く跳ぶときに必要なことは何か? 高いジャンプをテーマに2回。今回は技術面の話です。最近、過去のフリースタイル動画をいくつか見て思ったんですが、高く跳んでる人って、跳んでから体がブレてない印象でした。 この「跳んで…

632 続・つばめのうた

■ 何かを続けたい人に居場所を 今回は「巣立ちのこと」。 小さなつばめが飛んでる……。 いずれ書こうと思っていた話、時期に合わせてこのへんで書いておきます。 『ハートキャッチプリキュア!』を見ていたとき、主人公のつぼみが、つばめの親子を見て泣き崩…

631 油断と緩慢

今回は「回しかたのこと」。 どうして引っかかるのか? この単純な疑問に、「回しきれていないからだ」と気づくことが増えました。 たとえばこの前の記憶。COO([交差 → 開く → 開く]の3重あやとび)が最後のOで引っかかりました。当たったのは足首あ…

630 反作用バインド

今回は「協応のこと」。 回そうとすると足が離れない。 回す・跳ぶの関係で、見えないけれど重要な影響だと思います。体のどこかを動かそうとすれば、その動きを別のどこかで支えないといけません。なわとびだと、回そうとする手の動きを、足で支えることが…

629 モフルンとなわとび

■ 縄といっしょになれた日 今回は「つながりのこと」。 書きたいことができたので、おまけでもう1回。 『魔法つかいプリキュア!』のぬいぐるみ・モフルンとなわとびを重ねたとき、今までに経験したことがない気持ちになりました。いいかげん、なわとびの話…

628 だれもがだれかの魔法つかい(2)

■ かなわなかった願いに魔法を 今回も「魔法のこと」。 魔法のお話、その2です。 『魔法つかいプリキュア!』から、子どもをモチーフにしたあこがれの話を書いた前回。 でも、魔法は必ずしも光ばかりではありません。『まほプリ』は、そこも素直に描いてい…

627 だれもがだれかの魔法つかい(1)

■ 子どものあこがれを魔法に変えて 今回は「魔法のこと」。 昨夏、なわとびに魔法のイメージを感じたきっかけ。 『魔法つかいプリキュア!』、全部見ました。もう、なんというか、期待そのままの温かい作品でした。日常回が多くてちょっと …… という評判もち…

626 サウンドスケープ

■ なわとびが文化騒音になるとき 今回は「音のこと」。 なわとびはうるさい。 激しい技に挑むにつれ、浮き出てくる負の側面だと思います。 「単縄」と呼ばれるレベルでなくても、学校で、ソニックブームでも飛んでくるんじゃないかと思うような音を立てて後…

625 手首の問題・2

今回は「手首のこと」。 2がついてるのは、以前、同じタイトルで書いた話があるからです。 あのころ、「手首で回す」が話にあがっていて書いたような。 今回は技術から見た話。前回、グリップの角度を考えたときに「グリップを横に向けるって手首がけっこう…

624 ハの字とVの字

今回は「角度のこと」。 縄がとがっている気がする……。 最近、縄の形に感じること。なわとびで回る縄って、基本的に曲線で、弧(こ)を描くものだと思います。跳ぶときは、それを内側から見ながら跳んでるわけです。実際はそんなに縄を凝視してはいませんが…

623 後ろ!

今回は「背面のこと」。 今の学校で、なわとびシーズンに一番口にしてる言葉かもしれません。 運動場がせまいので、休み時間のなわとびは、アスファルトの一部のスペースで跳ぶことになってます。冬場なんか、そこそこ密集するせいで、近くに人がいることに…

622 魔法使いのいた場所

今回は「支えのこと」。 昨年の夏、こんな話を書きました。 当時、ストーリーだけ読んでみた『プリキュア』2作品から、大人になってしまった子どもと「魔法」をテーマに書きました。なわとびにも重なるものがある、いいテーマだったと思ってます。 あのタイ…

621 はやぶさの引っぱりと傾き

今回は「交差のこと」。 昨シーズン、すこしうまくいった例から。 「引っぱりすぎだから、もうすこし前で回してみよ?」 はやぶさで子どもに伝えたアドバイスです。はやぶさには、交差を先に回すCO型と、あとで回すOC型があって(O=オーブン、C=クロ…

620 1、0、アポロ

今回は「コンプレックスのこと」。 『月刊アフタヌーン』を毎月読んでます。 「四季賞」という新人賞があって、受賞作が以前は冊子になって付録でついてました。今は掲載のみですが、一発勝負の読み切りで選ばれたものだけあって、毎回楽しみにしています。 …

619 ランニングとなわとび

今回は「ジャンプのこと」。 寒さと暑さの中間の季節。 ランニングするのにほどよい時季です。夜だとまだ肌寒い日もあって、これくらいが体のあったまるバランスと合ってます。 最近、ランニングとなわとびって押しだす力が似てると思いました。 「反発から…

618 500キロカロリージャンプ!

■ なわとびで500キロカロリー消費するには 今回は「カロリー消費のこと」。 エイプリルフールということで、ネタ枠です。 なわとびは、大人向けの運動としても目にします。「全身運動で消費カロリーが大きい」のが売りみたいに言われていますね。さて、カロ…

617 跳べない子の肩に翼を

今回は「ジャンプのこと」。 今年のなわとびシーズンにうまく伝わった話です。 ジャンプが低くなりがちな子に、背すじを伸ばしてみるように伝えてみたら、跳べる回数が増えました。2重とびやはやぶさだと、1~2回だったのが5回くらいまで届きました。 1…

616 ドロップ

今回は「救いのこと」。 ―― もうできない! 以前、児童館でなわとびクラブをやっていたとき、跳べなくてかんしゃくを起こした子がいました。ひと区切りついても、腕で顔をおおって寝転がったまま。 ほっときなよ、な空気を感じつつ、僕はその子のそばにしゃ…

615 「ピンと」のヒント

今回は「回しかたのこと」。 縄をピンと張る。 僕にとっては、ずっと、わかるようでわかっていない技術です。どうやったら縄が張るような回しかたができるのか? …… の前に、「とりあえずピンと張る瞬間を実感する」にはどうしたらいいのか? 最近、2つの話…

614 玉石

今回は「基本のこと」。 きれいな跳びかたっていいな、と思うことがあります。 縄も体もゆがみがなくて、とても整ってます。お手本のようなブレのないフォームは、見ている側の視線もブレません。気持ちよく見ていられます。上半身やひざ下が右にゆがんでい…

613 天を衝け、4重とび

今回は「回しかたのこと」。 ―― 頂点で跳ね返るくらい回すのもありだ。 最近、4重とびが跳べるときは、縄を上にけっこう強く回しています。もともと、初めて跳べたころに、肩から上を持ちあげる感覚でジャンプすると縄も上に持ちあげられる状態でしたが、そ…